STRUCTURE 構造

安心に包まれる毎日へ

杭基礎構造

安定したN値(地盤の硬さを示す数値)60以上の強固な支持地盤に杭長約17~20m、杭径約1,800mmのコンクリート杭を合計12本打ち込むことにより、建物全体を強固に支持しています。さらに、杭の形状は底部の先端を約2,000~3,400mmに広げ、支持地盤に対する接地面積を大きくし、頭部を約2,100mm広げ耐力を向上した拡頭拡底杭が採用されています。また、施工時には、超音波孔壁測定により杭掘削形状の確認が行われています。

地盤調査

末永く安心して暮らせるように、建設前に地盤調査が行われています。その検査結果に基づき、地盤の状況に適した基礎の工法が選択されています。

着工時ボーリング・試験杭

場所打ちコンクリート杭の工事に先立ち、地盤調査とは別にボーリングを実施し、支持層の位置の確認が入念に行われています。さらに、試験杭によって再確認も行われています。

免震構造

耐震構造は、柱・梁などの躯体の強度と粘り強さで地震の揺れに耐えれるようになっています。建物は大丈夫でも、地震の揺れが建物に直接伝わり、上層階に上がるほど激しく揺れ、室内の家具の転倒や破損などによる二次災害を起こすおそれもあります。それに対して免震構造は、建物と地盤の間に免震装置を設けて絶縁させ、地震の揺れが地盤から直接建物に伝わりにくくする構造です。

フレキシブルジョイント

建物と免震のピット間のエキスパンション・ジョイント(つなぎ目部分)に給水管等のフレキシブルジョイント(可とう継手)が施され、地震時の変動に対応しているため突然の地震による設備配管からの二次災害が起こりにくくなります。

免震装置

建物を支えるとともに建物が水平方向に穏やかに揺れるようにする「積層ゴム」「転がり支承」と、地震の揺れを速やかに納める「オイルダンバー(減衰装置)」の三種類の免震装置が採用されています。これらの装置を組み合わせる事で、地震時に建物に伝わるエネルギーを減少させ、揺れを低減してくれます。

鉛プラグ入り積層ゴム支承

ゴム層と鋼板が交互に積層されています。鉛直方向には建物を支えて、水平方向には地震の揺れを低減する機能が発揮されます。

直動転がり支承

直動機構を十字に組み合わせた装置で、水平の各方向へ自在に動き、地震時に発生する引抜き力に抵抗します。

オイルダンパ―

建物の揺れに合わせてピストン運動をすることで地震エネルギーを吸収し、揺れや過大な変形を抑えてくれます。

居住性

角住戸率

〈クレヴィアタワー池田山〉では、角住戸率は80%超(104戸中86戸)、13階以上はすべて角住戸となっており、眺望だけでなく採光にあふれた開放感ある暮らしを楽しむことができます。

天井高

居室の天井高を最大約2,800mm(20階以上)・約2,600mm(2階~19階)が確保されてています。
※室内には梁等により天井が低い箇所がございます。

二重床・二重天井

コンクリートスラブと床仕上げ材の間に空気層を設け、配管や配線を床スラブ内に可能な限りうめ込まない二重床・二重天井構造が採用されています。そのため、配管などの交換や修理がしやすく、将来のリフォームへの対応も比較的容易になっています。

劣化対策・壁・柱

外壁

外壁はコンクリート厚が約150mm以上(一部ALC壁約100mm)確保されています。さらに、外壁の内側に約25mmの硬質発砲ウレタンフォームを吹き付けることで断熱性が向上されています。

ダブル配筋

壁の配筋は、格子状に組んだ鉄筋を2重に組むダブル配筋が採用されています。シングル配筋と比べてひび割れしにくい仕様になっています。
※一部除く

溶接閉鎖型帯筋

柱の帯筋には継ぎ目を溶接した溶接閉鎖型が採用されています。従来の折り曲げ加工と比較して柱主筋の結束力が高められています。
※一部除く

水セメント比

コンクリートは水とセメント、砂利を混合してつくられていますが、このセメントの量に対する水の重量比を「水セメント比」といいます。水が多いと施工しやすいですが、コンクリートの中性化、表面劣化、鉄筋の腐食などが進みやすくなってしまいます。〈クレヴィアタワー池田山〉では、水セメント比を50%以下に抑えることで、強度が高められています。

コンクリートかぶり厚さ

コンクリートの「かぶり厚さ」は、鉄筋コンクリートの内部で最も外側よりに位置する鉄筋から、コンクリートの表面までの厚さを示す数値です。コンクリートは、空気に触れると中性化が進み鉄筋にサビが発生しやすくなります。鉄筋は、錆びると膨張し、内部からコンクリートを破壊してしまうため、このような建物の劣化を遅らせるために、〈クレヴィアタワー池田山〉では十分なかぶり厚さが設けられています。

音環境

戸境壁

戸境壁は乾式耐火遮音仕切壁が採用されています。ボートとボードの間にはグラスウールを充填し、遮音性を高めることで隣戸同士のプライバシーに配慮されています。

居室・水まわり間の壁

水まわりに面する居室の壁は9.5+12.5mm厚の石膏ボード(片面)が採用されています。
※場所により一部仕様が異なる場合があります。

巾木と床の絶縁

各居室の巾木とフローリングの間は、2mm程度の隙間が確保されており床と絶縁しています。床に発生した音を隙間から住居空間へ逃がすことで床下に音が伝わりにくくなっています。
※場所により一部仕様が異なる場合があります。

パイプスペースまわり

音漏れを軽減するために、居室に直面する排水管には防火防音措置が施されています。
※エアコンドレイン水用排水管及びPS、P(プライベートパイプスペース)を除く。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に一部加筆して掲載しております。
※掲載の参考写真、参考イラスト、概念図については、実際のものとは多少異なります。